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石田 弘 『コンスピラシードラフトを楽しもう』 
 
text by Hiroshi Ishida

『コンスピラシードラフトを楽しもう』その2


●コンスピラシーとは

先日発売されたばかりの最新パックですが、このセットはかなり特殊なセットになっています。
その最大の特徴は、MTG初の、多人数戦ドラフトを想定したセットだという事です。


リミテッド大好きな自分も友人たちと一緒に早速プレイしてみましたが、とにかく非常に面白かったです!


今までのMTGにはない要素も多く、銀枠スレスレの斬新なカードはプレイ……いやピックするだけでも楽しいです。
ドラフトそのものの楽しさに加え、多人数戦ならではの駆け引きもたっぷり楽しめました。


未プレイの方には、是非この素晴らしいゲームを楽しんで頂けたらと思いました。
という訳で、今回はこのコンスピラシーを紹介していこうと思います。




PTQ大阪で行われたコンスピラシードラフトの様子




●ここがコンスピラシーのいいところ!

・何人でも手軽に遊べます!!

通常のコンスピラシーでは8人でドラフトし、その後4人ずつのグループに別れての対戦が推奨されています。
ですがこれも指針に過ぎませんので、実際にはプレイ人数に応じてフレキシブルに対応できます。
「やってみたいけどたくさんのプレイヤーを集めるのは難しい……」なんていう方も心配はありません。
3~5人だったらそのままの人数でドラフトして、その後は全員参加で多人数戦を行えば問題ありません。
6人だったらドラフト後に3人ずつに別れて試合、7人だったら3-4で……と対応すればいいので、何人でも手軽に遊べるのです。


リアルのドラフトで意外と厄介なのが「8人集めなければならない」けれど「9人以上だと逆にあぶれる」事なのですが。コンスピラシーはそんな事もなく手軽に遊べます。



・カジュアルに楽しめる!


コンスピラシーは多人数でワイワイ楽しめるフォーマットです。
もちろん全員が勝ちを目指してゲームをすることにはなりますが、基本はお祭りセットだと思います。
真剣なトーナメントMTGももちろんいいものですが、こうして友人同士でワイワイ遊べる機会は実は貴重だと思います。


賞品分配の話なども絡んでくるとピリピリした空気になってしまうと思いますがw  個人的にはカード分配は取り切り、もしくは一人が全パックを提供して試合後全カードを回収するという方式を強く推奨します。
多人数戦なので勝敗は自分以外のプレイヤーの思惑で左右されやすいですし、なによりこのセットの特性上、カジュアルにピックして気軽に遊んだほうが楽しめると思います!



・多人数戦に向けて調整された、安心と信頼のゲームバランス!


コンスピラシーはMTGの長い歴史の中でも初めての、多人数戦ドラフト向けフォーマットです。
収録されているカードには専用にデザインされた新録カードや、かなり昔のセットから持ってきている再録カードで構成されています。


実際遊んでみるとわかるのですが、このカードプールは多人数戦ドラフト向けにしっかり調整されており、とても楽しく、かつストレスなく遊ぶことが出来ます!


具体的には全カラーに収録されている土地サイクリングクリーチャーは、それ自体がかなり使える生物でありながらマナスクリューで置いてけぼりにされることをケアしてくれます。




同様に多重キッカークリーチャーも、序盤~終盤まで活躍でき、マナフラッドしてしまっても安心です。
加えてこのセット特有の「協議」能力持ちのカードは全プレイヤーの手札を増やしてくれるので、常に全プレイヤーが新しい手札をプレイして場が動いていくようなゲームプランになっています。
多人数戦では一人だけ事故って出遅れてしまうとゲームに参加できず悲しい事になりますが、これらのカードやフリーマリガンのルール、また全員がカードを引く「協議」カードの存在もあって、そういった事態はかなりケアされています。


また多人数戦となると、どうしてもお互いに手を出しづらく微妙なパワーバランスを保ったまま均衡し、ゲームが停滞して長引いてしまう……といった事態が起きそうなものですが、コンスピラシーはライフが20点しかない事や守備側不利の「廃位」カードもあって、かなり攻撃的なゲームになる事が多いです。
意外と1ゲームはすぐ終わるようになっているので、グダグダしたゲームになる心配はあまりありません。


以上のことから、コンスピラシーはとても安心して、楽しく遊べるセットだと思います!



・コンスピラシーでしか味わえない興奮!  策略カード&ドラフト能力カード!

このコンスピラシー最大の特徴であり魅力なのが、各パックに1枚必ず封入されているドラフト専用カードです。
具体的には策略カードもしくはドラフト能力を持ったアーティファクト・クリーチャー、もしくは《高層都市パリアノ》が含まれているのですが、これらのカードこそがコンスピラシードラフトの真骨頂です!

具体的には次項で解説します。



●ここがすごい!  策略カード

策略カードは、コンスピラシー特有のカードタイプです。
これはコンスピラシードラフトでのみ使用可能なカードとなります。他のどのフォーマットでも……たとえヴィンテージであっても使用することは出来ません。
策略を使えるのはコンスピラシーだけ! これだけでもコンスピラシードラフトをやってみる価値は十分です。



この策略カード、デッキ構築時にはデッキ内に入れることは出来ません!
ゲーム開始時に統率領域に好きな枚数置き、その能力を発揮することになります。
どんな強力なカードであっても通常はデッキ内に入れて、かつ手札に引かなければ意味がありません。しかし策略カードはピック時点で確実に使えるのです!


そしてこの策略カード、どれも一癖も二癖もある魅力的なカードばかりです!
中にはデッキ構築のルールを変えてしまうものや、デッキ内の特定カードをプレイするときにボーナスを与えてくれるものもあります。
策略カードはゲームプレイだけでなく、デッキ構築およびピックの段階から指針を与えてくれることでしょう。


具体的には《世界編み》を使う前提なら、もはやピック時に色指定を気にする必要はありません! 

また《ムッツィオの準備》や《秘密の召喚》がピック出来たのならば、同名カードをとにかく多くピックすることでデッキはどんどん強くなっていきます。
策略とカードの組み合わせによっては、通常のMTGでは不可能なコンボになることもあります。


このプレイ感覚は斬新かつ独特で、コンスピラシーならではのものです。

こんな楽しい策略カードを使えるのが、コンスピラシードラフトの最大の魅力とも言えるでしょう。




●ドラフトの時点ですでに闘いは始まっている!?  ドラフト能力カード

策略カードの代わりに入っているアーティファクト・クリーチャー群は、普通のカード同様にピックしてプールに入れることになりますが、これもまた一筋縄ではいかない能力の持ち主ばかり。ゲームどころかドラフト時点で効果を発揮するカードも多いです。
銀枠スレスレのカードも多く、びっくり度で言えば策略カード以上でしょうw


例えばピックした際に公開し、その後のドラフトに影響を与える《歯車式司書》や、未開封のパックを剥いて見る事も出来る《囁く歯車の隠密》など、こんな能力あっていいの!?というものばかり。
こういったカードは取らずに流した場合のリスクを考える必要もあり、ピックの段階でも駆け引きが発生しとても面白いです。


個人的にイチオシなのが《隠れ潜む自動機械》。



ピックする順番が遅ければ遅いほど強力になるクリーチャーですが、「もっと強くなってから取ろう」などと考えて流してしまうと下家のプレイヤーに取られてしまいます。
更に面白いことにこのカードは複数ピックした場合は、ピックした中で最大の能力値のものとして扱われることになります。
なので一度でも遅い順目でとれたなら、その後は1手目でピックすることもありえるわけです。ですが他のプレイヤーにとって価値が低いなら、また流れてくるかも……などと考えていくと、このカードはとても楽しい駆け引きを秘めています。


ちなみにこの 《隠れ潜む自動機械》、有色のコモン生物や除去が弱めな調整になっているせいでかなり強力なカードなのですが、アーティファクトはかなり対処しやすいデザインになっているので意外とすぐ対処されます。
その辺りも、滅茶苦茶なカードが多いように見えてかなりゲームバランスに気を使ったセットだという証左でしょう。




●コンスピラシーの多人数戦

さて、そんなこんなで様々な思惑が渦巻くピックが終わった後はデッキ構築し、策略カードを統率領域に置き、いざ多人数戦でのプレイという事になります。


ところで多人数戦というフォーマットで、はやはり統率者戦がメジャーだと思います。

統率者戦では全員ライフ40と多く、また強力なカードがガンガン使えるので、ひとりひとりのライフを削っていくよりもコンボで全員を倒してしまう戦略がメジャーです。


ですがコンスピラシーはライフ20しかありませんし、デッキもドラフトで作ったものになるので全員をコンボで瞬殺するなんて事は出来ません。

なので基本は、クリーチャーを並べてライフを削り切るのが基本になります。


これが、個人的にはとても大ハマリで楽しかったです。
超強力な大技の連打や、隙を見ての瞬殺狙いな統率者戦も楽しいですが、個人的にはMTGの基本に従ってライフやリソースをやりとりするクリーチャー戦が好きなので、このコンスピラシーのゲームはかなり気に入りました。


コモンのクリーチャーは弱いとは言え、ライフが20点しかないので序盤をおろそかにするとすぐ倒されてしまいます。
また火力呪文などの直接ダメージ呪文も存在感があり、場では圧倒的に勝っているのに横から陰鬱達成した《硫黄の流弾》が飛んで来てあえなく敗北、ということもありえます。
このようにライフ管理はかなり大事になってきますし、コンバットやハンドの損得勘定は普段のリミテッドと同等以上にしっかりする必要があります。


もちろん、多人数戦ならではの駆け引きもあります。
あまり目立った行動をしすぎていると他のプレイヤーに狙われてしまうのは当然ですし、ゲーム中に「同盟」といった展開もありえます。
「廃位」というシステムによってライフが多いプレイヤーほど殴られやすくなっているので、ずっと有利な状況で硬直させ続けるのは難しく、ゲームが動きやすくなっています。
全員がカードを引く「協議」のおかげで閉塞感がなく、各プレイヤーが次々にカードをプレイしていけるのも爽快で面白いです。


また多人数戦ならではの面白さと言えるのが、デッキが単純に強ければそれでいいというわけではないことです。
強すぎるアクションで目立ちすぎてしまうと、他のプレイヤー達から危険視され、結果として多対一の不利な状況を招くことになりかねません。
逆にあまり脅威とは思われない、地味なアクションをしているだけなら、そうそう狙われることは少ないでしょう。
うまく場の状況に応じて「政治」できれば、ピックで失敗してしまってもまるでゲームに参加できないという事はあまりありません。
この辺りはプレイングや政治力の占めるウェイトが大きく、通常のMTGとは違う魅力があります。


それでもやはり、優勝するためには自分以外の全プレイヤーを相手取って全て撃破する必要がありますから、デッキの地力はあるに越したことはありません。
最終的に頼れるのは自分のカードだけです。


時には脅威に対するために他プレイヤーと協力し、そうと見せかけて他プレイヤーを利用する。また時には自分の利益のために大胆に裏切り、全員を敵に回してでも最終的な勝利を目指す――こういった数々の思惑の上に成り立つ駆け引きは、多人数戦ならではです。






●各カラーの評価と注目カードの紹介

すでに何度かコンスピラシーのドラフトをしましたが、その経験を踏まえての各カラーの評価と、キーとなるカードの紹介をします。
普通のリミテッドとは違う、多人数戦ならではの視点での評価になっています。



●白


万能感があるカラーでひと通りなんでも出来ます。特に生物が強めで、守りを固めながら場を作っていくことに長けています。
特に飛行生物の質がよく《天頂の鷹》《カストーディの従者》はコモンながら空を支配できる性能です。
注目カードは《魂の目覚め》。コモンながらあの《幽体の行列》にも比肩しうる高効率なトークン生産カードです。アンコモンには《無形の美徳》もありますので、緑と組んでトークンデッキを作ることも出来ます。
《ブレイゴの名代》も他に類を見ないタイプのカード。ただし他にプレイヤーが3人以上いる場合は結局うまく採決出来ないことが多いです。
アンコモンに最強除去の《剣を鍬に》があるのもかなりの魅力です。






●青


青といえばドロー&アドバンテージ、ということで多人数戦で重要なファクターであるアドバンテージの獲得に長けています。
中でも《強迫的な研究》はコモンながら強力なドロー。ルーターの《無謀な識者》も勿論強力ですし、多人数戦ならではの他プレイヤーへの使用も出来ます。
飛行クリーチャーの性能は白に一歩譲る印象ですが、アンコモンの《大気の召使い》《飛び回る玻璃凧》の支配力は驚異的です。
防御に関してはあまり得意なカラーではありませんので、あまり調子に乗ってドローし過ぎていると他プレイヤーに狙われてボコボコにされたりしまうので注意です。
またドローばかり行っていると、最悪ライブラリアウトもありえますので、攻めるべき場所では一気に攻めるように心がけるのがいいでしょう。






●黒


黒といえば除去。多人数戦での単体除去は扱いが難しいですが、その分強力なものが揃っています。
《悲劇的な過ち》は多人数戦なので簡単に陰鬱が達成できとても使いやすいです。《暴君の選択》はやや使いにくいですが、うまく場を見て有利な「議決」が取れるタイミングでプレイしましょう。
生物はそこまで強くありませんが沼サイクリングクリーチャーの《よじれた嫌悪者》だけは別格です。土地サイクリングクリーチャーはどれも便利なのですが、構築でもよく使われていたこのカードの強力さは折り紙つき。再生パワー5は攻防ともに活躍します。
低タフネスの生物が多く、特に飛行生物が《リリアナの死霊》ぐらいしかいませんので、場を作るのは苦手です。
他プレイヤー全員に害をもたらすカードが多いので恨みを買いやすく、上手い立ち回りが求められます。






●赤


赤といえば火力……ですが、あまり強力な火力はありません。《オークの連続砲撃》はアドバンテージの取れるカードですが、ライフ20点の多人数戦ではかなりデメリットは大きいです。
ですが《硫黄の流弾》は流石に別格の強さです。コンスピラシーではプレイヤーのライフが20しかなく、陰鬱も簡単に達成できるので、隙あらばプレイヤーに打ち込んで焼殺してしまえます。複数枚ピックできたら積極的に狙っていきましょう。
生物では《孔の歩哨》が注目カードです。普段は防御に回りながら、状況に応じてプレイヤーを直接焼けるこのカードはとても多人数戦に向いていて、かつ強力です。ピックの指針にもなり得るカードで、青や白と組むとさらに防衛クリーチャーを増やせるので防衛デッキを組み上げることが出来ます。
アドバンテージの獲得は苦手ですので、最初から正面きって他プレイヤーを敵に回すと息切れしてしまいがちです。他色の「協議」に期待したり、相性のいい策略を用いるなどしたいところです。







●緑


全体的になんでも出来るカラーで、アドバンテージ獲得手段も多く、協議によって息切れすることなく場を動かし続ける事が出来ます。
緑といえばクリーチャーサイズに期待したいところですが、コモン生物に関して言えばそこまで他カラーより優れているわけではありません。これは他カラーにも多重キッカーやサイクリングクリーチャーといった大型生物が存在しているのが要因です。
地味ながら注目カードは《胞子頭の蜘蛛》。タフネス5の到達は非常に固く、殆どの攻撃を受け止めることが出来ます。普通に強い上に多色化しやすい《桜族の長老》も勿論いいカードです。
アンコモン以上のクリーチャーの性能は流石に強力で《ペラッカのワーム》や《セルヴァラの突撃》は多対一の状況になっても渡り合える強さがあります。
ちなみにみんなのアイドル《甲鱗のワーム》様は、さすがに重いものの環境的な除去や生物の弱さもあり、出てしまえば場を支配できるスペックです。策略カードで支援して氷河期の災厄を再現するのもまた一興でしょう。






●多色


全てアンコモン以上ですが流石に強力なものばかりです。
単色のカードが控えめなものになっている反動で、どれも凄まじいパワーを誇っています。
多色カードで色を決めるのもいいですし、タッチで3色、4色にするのもありでしょう。
また策略カードには色マナを補助するカードもあるので、それをアテにするのも手です。


中でも神話レア2種類を含む緑絡みの多色カードは、特に強力なものが多い印象です。緑は多色化もしやすいカラーなので、緑をピックしている時にはぜひ狙いたいところです。


またコンスピラシーオリジナルの多色の伝説の生物たちは、どれもデッキの核になる能力を持った強者ばかりです。
《永遠王、ブレイゴ》や《黒薔薇のマルチェッサ》などは、公式ページでもストーリーが公開されているこのセットの顔ともいうべきスターカード。能力も強力なので、是非使ってみたいカードです。


個人的には《魂売り》や《ヤヴィマヤの火》など、往年の名カードが再録されているのが嬉しいですね。当時好きだったこういうカードをまた使えるのも、特殊セットの魅力です。






●アーティファクト


ドラフト能力を持ったコンスピラシー特有の構築物たちが多くを占めています。
ルール的に面倒……と言うよりは今までになかったカードが多いので、しっかりとテキストを読んでルール確認したいところです。
これらのカードはどれもユニークな能力を持っており、ピックするだけでも楽しいです。
個人的なイチオシは以前にも紹介した《隠れ潜む自動機械》。目安は5/5以上でしょう。


ちなみにここだけのおすすめコンボを紹介。
《獲得の工作員》のドラフト能力を使いパック全てを獲得した場合、ピックしたカードすべてにドラフトした順番を好きなように決めることが出来ます。
この能力で《隠れ潜む自動機械》含むパック全てををピックすれば《隠れ潜む自動機械》を15/15にすることが出来てしまいます!





●策略カード


基本的にどれをピックしても損はしません。
個人的にはほとんどの策略カードがファーストピック候補と言ってもいいぐらいで、何より楽しいですし、それに実戦的でもあります。


注目はカード名を指定して効果を発揮する「秘策」系のカードです。
これらはおおまかに分けて3種類あり、まずはカードタイプに関わらずプレイコストに影響する《ブレイゴの好意》《予想外の潜在力》。
インスタント呪文及びソーサリー呪文を指定する《一石二鳥》《反復分析》のグループ。
そしてクリーチャー・カードを指定する《秘密の召喚》《即応行動》《楽園の秘密》《ムッツィオの準備》に大別されます。


これらの秘策系カードすべてに言えることですが、同名カードを多く集めれば集めるほど強力になっていきます。
また同一カテゴリのカードが複数枚とれた場合、同じカードの名前を指定することでより強力なシナジーを発生させます。
これは組み合わせによっては殆どコンボと呼べるほどの大きな影響を及ぼすことさえあり、策略ピックの大きな楽しみになっています。


例えば《一石二鳥》《反復分析》でそれぞれ《コーの詠唱》を指定したとします。
するとコーの詠唱をプレイする度それがコピーされ、都合2体のクリーチャーを守りながらダメージを反射、さらに1ドローのおまけ付き!  というものすごい事態になります。
こんなものを見せられたら、うかうかそのプレイヤーに殴りに行くことすらできなくなるでしょう。

クリーチャー指定では更に夢があり《秘密の召喚》《楽園の秘密》それぞれで《走り回るトカゲ》を指定した場合……
初手に《走り回るトカゲ》がいればプレイして即マナ能力を起動。山札から探してきた同名カードをそのままプレイしまたマナを出し……を繰り返し、デッキ内全ての《走り回るトカゲ》という名のマナクリーチャーをプレイ可能!  次ターンには莫大なマナを得ることが出来ます!


こういった秘策カードを取ったら、全力で同名カードを集めていきたいですね。
ピックの時点から戦いは始まっています。これぞコンスピラシー!

石田 弘
主な戦績
グランプリ神戸2011 Top8
The Limits2011 Top8
プロツアー“ギルド門侵犯” 出場

自他共に認めるリミテッダーで、dds666のハンドルネームでおなじみである。
国内のリミテッドPEで2度の入賞、初出場のプロツアー“ギルド門侵犯”においても賞金圏内に入賞を果たすなど、その実力は確かなもの。

本人のブログ:ライフは一点あればいい
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「カジュアルで遊ぼう」
第1回モミールベーシックで遊ぼう1
第2回モミールベーシックで遊ぼう2
第3回モミール戦略:構築編
第4回モミール戦略:戦術編



「ポックスリアニ」
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その2~デッキ解説編~
その3~サイドボード編~
その4~調整編~


「テーロス—神々の軍勢シールド解説」
前編
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