2015.09.09
text by Kusakabe Kyouhei

こんにちは！くーやんです。今週も今が買い時・値段変動がありそうなカードを紹介していきます！
先週はモダンでワールドマジックカップ予選(WMCQ)が開催されましたね。なんとTOP16に「アミュレット・ブルーム(※)」コンボが4名！
そして優勝も「アミュレット・ブルーム」ということで関連パーツの動向には注目したいところ。

(※編：《精力の護符》を出している状態だと《セレズニアの聖域》などの2マナ出るタップイン土地をすぐさま使用することが出来る。マナを出した後に自身の誘発型能力で手札に戻るこれらの土地を《花盛りの夏》で使い回し、2ターン目に莫大なマナを生み出し《原始のタイタン》などで圧倒するコンボデッキ。)

WMCQという大きなイベントがあり、「アミュレット・ブルーム」が大勝。しかししばらく日本はモダンシーズンでは無くなるので、日本でのモダンパーツの価格は落ち着きそうではあります。
今後またシーズンに入れば値段が上がるものがたくさんあります。なので、シーズンオフの今の内に、気になるカードは揃えておきましょう！
前置きが長くなりましたが、今週もいってみましょう！





Summer Magic/エドガー(※)に収録されているカード

(※編：Summer Magic/エドガーとは…イラスト間違いなどの各種エラーの宝庫だった『リバイズド』のエラー修正版として作られた基本セット。の、はずだった。実際、完成品は『リバイズド』でのエラーは修正されているものの、他にエラーがあり本末転倒なものだった(有名なものは、緑のカードなのに青いカードの枠で囲われた《ハリケーン》、通称“ブルーハリケーン”)。
そのため発売されることはなく、お蔵入りとなる…予定だったが、誤って一部が流出。カード下部に“1994”という年号が入っている、ただそれだけの差異だが極少数しか出回っていなかったため、シングル価格は通常の『リバイズド』とは比べ物にならない。ものによっては100倍くらいの価格で取引されているものもあり、長年マジックを愛する者達に至高の逸品として崇められている。)

…いきなりウン万円、ウン十万円、ウン百万円で取引されているカード群を推すスタイル。「今サマーを買え？こいつは何を言ってるんだ？」状態だと思われるかと思いますが、実は現在、Summer Magicのカード達はコレクターのコンプセット手放しや、その他の出所不明の大量流出により、かつてないほど市場に出回っています。そして、多く出回るということは値段も以前より少し下がっております。
そういえば最近都内のショップでブルーハリケーンよく見るな？と思っている人はそこそこいらっしゃるはず。
すべてではありませんが、一部のカードはかつての7割～半額くらいで入手出来るようになっています。現状、それぐらい多く出回っていますが…どうせそのうち市場から無くなってしまい、価値もまたV字に上昇していくので、もし迷っているなら今が買い時！
僕のおすすめは半額くらいになっている基本土地です！Summerのみで基本土地統一とか出来たら…と夢見ているプレイヤーは少なくないでしょう(笑)
あとは王道ですが、ブルーハリケーンを所有しているというのもこの業界ではステータス・シンボルですね。

「2015年はブルーハリケーンが80万で買えたのに！」と嘆く前に、いま買え！



《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》


発売当初は「どんな呪文にも“反復”が着く！」と騒がれましたが、結局使用するデッキが無く値下がり続けて現在8ドル前後まできましたが…このあたりが底値か！？
神話レアで、決して弱くないカード。現に、青白コントロールでは1枚採用される形が多くなっています。なので、これが次環境で3～4枚積まれだすと…一気に高騰もありえます。
手遅れになる前に、揃えろ！





～手遅れシリーズ～
《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》

もともと海外では人気の「スリヴァー」でしたが、SCGオープンモダンにベスト8で入賞後、デッキのキーカードであるロード系能力持ちのうち唯一のレアカードである《菅草スリヴァー》が高騰！
現在は15ドル前後に落ち着いていますが一時は2ドルから25ドルまで高騰！
収録セット『時のらせん』自体が気が付けば9年前のもの…そんな前のカードで、レアであるならば波があったとしても10ドルくらいは維持しそうですね
日本ではまだ雑多なカードが入ったストレージが置いてある「お買い得コーナー」的なものから大量に飛び出てきそうな一枚なので、安く見かけたら抑えるべき！
他のスリヴァーたちや《スリヴァーの巣》なども要注意ですね！
スリヴァーではなく《集合した中隊》が強いのでは？といったお話はまた別の機会に…それではまた次回！