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プロモアーカイブ 第62回 ジャッジ褒賞その8 
 

text by Iwa-Show


まずはお詫びから。最近、このコラムの更新ペースが落ちていて、楽しみにしてくださっている皆様には申し訳ない限り。以前よりもやること・やれることが増えて忙しいのだけども、それを言い訳にしちゃいけないなと。このコラムは僕の始まりの1つであり、今日の自分を形成した要素の1つである、と。大事なことを再確認しつつ、それじゃあ今週のプロモ、いってみよう!

今回紹介するのは、ついぞ最近まで現役で流通していたプロモ・ジャッジ褒賞の2013年組。ジャッジ褒賞と言えば、昨年にその配布方法に変革が起こったことも話題になりましたなぁ。

ジャッジをするのは、皆が思っているよりも遥かに大変なこともある。だからこそ、こういったプロモカードで日々研鑽を積み1つ上のレベルを目指すジャッジ達に褒賞が与えられるのは、素晴らしいことだと思う。こういう存在が他のゲームにあるのかは知らないが、このプロモはマジックがマジックであるために重要な役割を果たした、世界に誇れる文化だと思う。…大袈裟な導入になったが、早速現物を見ていこう。



2013/03/02
剣を鍬に



これまで1種類しかFoilが存在しなかった《剣を鍬に》。毎年、世界のどこかで必ずレガシーのGPが開催され、いずれも2000人を超す大規模なものとなっている現状。これのFoilを別の方法で供給しないと、という判断かどうかはわからないが…

いずれにせよ、レガシーではド定番のピンポイント除去の代名詞がジャッジ褒賞に登場。こういう、絶対に使うカードがプロモになってくれるのは有難い話。イラストもこれまでの同カードとは一線を画す、剣が鍬になる過程を実際に描いたものとなっている。これがデビューしたのは、GP横浜2013。日本のレコードとなる参加者が集ったあのGPだ。コレクター番号1/8





帝国の徴募兵


同じくGP横浜でデビューしたのが《帝国の徴募兵》。統率者戦・レガシーでの需要によりシングル価格が高騰していた『ポータル三国志』のアンコモンであるが、ここにきてプロモで登場したのは青天の霹靂であり、この上ない吉報であった。新枠でFoilだからね。デッキのカードがこれだけ白枠で…というこだわり勢もニッコリ。コレクター番号3/8





2013/??/??
袖の下



最近はGPの開催数も増え、同週末に複数GPが重なったりする。そのせいもあってか、ジャッジ褒賞の初流通がどのタイミングなのかは以前よりもわかりにくくなった。なので、ここからは例によって不明組。

《袖の下》も統率者戦を強く意識してのチョイス。需要が確実にあるカード=褒賞としての価値も高まる。魔道士のニヒルな笑顔が、同じ呪文でもドヤ感割増しで強烈に思える。コレクター番号2/8





世界のるつぼ


例のアレ枠。新枠にしかないカードを旧枠に、という逆のアプローチで作られるこの枠を2013年度務めたのは大人気アーティファクト《世界のるつぼ》。旧アーティファクト枠のFoilはやっぱり美しい!カードパワー的にもヴィジュアル的にも、是非ともコレクションに加えたい逸品。コレクター番号4/8





圧倒的武力


突然意表を突く1枚が登場。これも例によって統率者戦需要・『ポータル三国志』サルベージ組だ。三国志のカードは再録できるようなセットが今後出ることは考えにくいため、これからもこういったプロモを目にすることがあるだろう。しかし何度見ても圧倒的な武力で。イラストがまた謎に新枠Foilと噛み合っている。コレクター番号5/8





実物提示教育


これには誰もが「うぉぉぉぉ」と思ったことだろう。レガシーで好き放題に暴れていた(現状も)、《実部提示教育》系デッキの、まさしく肝である1枚。これがまさかプロモになろうとは…

これがプロモとして配布されるということは、しばらく禁止にならないのでは?いやいや、支配的になればちょっとわからんぞ。議論を繰り返していた日々ももう2年近く前。結局、それだけの時が経っても相変わらず現役なので、このプロモの需要もまだしばらくは高いままだろう。

同年に公開された、某ロボットvsカイジュウ映画になんとなく類似点が多いため、その点でも僕はお気に入りの1枚。コレクター番号6/8





名誉回復


これはサプライズ、ソリン様が名カードのイラストとなってプロモに登場。実は名誉回復は2度目のジャッジ褒賞プロモ化という、稀有な存在だ。その度にイラストもフレイバーも変更されている。ソリン様は《審判の日》しかり《行き詰まり》しかり、プロモへの登場頻度は高めなお方だな。コレクター番号7/8





起源


2013年のジャッジ褒賞のトリを務めるカードの名前が《起源》というのもなかなか趣があるね。これで終わりではなく始まりに過ぎないと思って、これからもジャッジとして活躍して欲しい、そんなメッセージ性の高い1枚(実際そういう意図があったのかは、知らない)。いつまでも愛されるクリーチャーで、いぶし銀チョイス。コレクター番号8/8



今週はここまで。ジャッジ褒賞も遂に2年前まで迫ったか。嬉しいような、寂しいような。というか、そこまで紹介してきたのかと。全プロモ完走した際も、そんな気持ちなのかもね。それでは、また次回お会いしましょう。Enjoy Magic!

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