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プロモアーカイブ  第40回 ジャッジ褒賞その6 
 


 イベント事が重なって久方ぶりの更新。皆、元気にプロモ収集してたかな~?うん、いい返事。
月4回更新として、40回ということは約10か月続いた当コーナー。とりあげる時代もだいぶ現在に追いついてきた感があるが、今回は一つの節目として雰囲気の違うものをお届けしたい。華やかなプロモの裏に隠されたエピソードを紹介しよう。





2010/12/09
火と氷の剣




 2010年最後に登場した2011シーズンの第一弾は、まさに青天の霹靂だった。誰が予想できたであろう、旧枠仕様の《火と氷の剣》がジャッジ褒賞として登場。しかもしっかりと流星マーク入り!オールドファンは歓喜すると同時に、石鍛冶全盛期の中でこのカードの価値がどれだけ跳ね上がるか、ビクビクもしていたものだ。






2010/02/10
苦花




 「ソード・ショック」から2ヶ月、PTパリの場に早くも爆弾が投下された。一世を風靡した「フェアリー」の大黒柱、《苦花》がプロモとして登場。新規イラストを得て再びその花を咲かせたエンチャントは、勿論人気の1枚である。そして…






ヴェンディリオン三人衆




 《苦花》と共にフェアリー界2枚看板であり、部族シナジーを抜きにしても「最強のクリーチャー」候補として常に名が挙がる1枚、《ヴェンディリオン三人衆》が装いも新たにジャッジ褒賞に登場!青を基調としたスッキリとしたイラストが、Foil映えして非常に美しい。トップクラスで人気のプロモカードであることは言うまでもない。






2011(以下のプロモの初出イベントは現在調査中である)

ゴブリンの溶接工




 ジャッジ褒賞プロモの良いところは、もういろんな意味で手に入れるのが困難な1枚が市場に出回り手に入りやすくなるというところにある。この《ゴブリンの溶接工》のFoilは、かつて最も高価なFoilカードとして有名であった。その幻の1枚の雰囲気だけでも復活、ということで用意されたのがこちらのプロモ。真のコレクターにとっては、これはあくまでバージョン違いであり、溶接工のFoilと言えば本家だ!という意見もあるようだが、フルFoilデッキ作成の敷居が下がるのは良いことだと個人的には思う。






倍増の季節



 この頃、人気を博してきていたEDH(エルダードラゴンハイランダー。公式で統率者戦と呼ばれるようになった年でもある)を明らかに意識した選出である。我々日本人が思っている以上に、アメリカ人はこのカードが大好きなのだ。それが神秘的なイラストでジャッジ褒賞に登場すれば、彼らのテンションが上がらない訳がない。このイラストは、後に「モダンマスターズ」にて使用されることとなる。






Mana Crypt



 何がどうあっても再録などできないが、しかしFoilを用意してあげたい。そんな親心のようなものが垣間見える、明らかにEDHを意識したシリーズ第2弾。新枠になり新イラストになりFoilになりと、元のカードとは大きくイメージが異なる1枚に化けた超人気アーティファクト。欲しいのならば、もう見たタイミングで買うしかない。今後このカードが再び姿を現すことはないと考えた方が良いだろう。






闇の腹心



 新枠から旧枠に生まれ変わったシリーズ第2弾は、ボブの愛称で親しまれる最強クリーチャー候補《闇の腹心》。超人気高額カードのプロモに多くの人が衝撃を受けたことだろう。先の《火と氷の剣》は旧枠Foilの忠実な再現だったが、この《闇の腹心》はデザインを一部変更しており、まだプロモとしての迷いというか方向が定まり切っていないことが見て取れる。個人的には、完全再現でカード下部に流星マークを入れて欲しかった1枚だ。







 さて、2011年に配布されたジャッジ褒賞はここまで。ここまでなのだが…実は、コレクター番号4/8が抜け落ちた7枚になっている。これは一体どういうことなのか?真実はこのページ下部にある。これが冒頭で述べた「ちょっと雰囲気の違うもの」だ。プロモの謎の世界に誘おう。





納墓



 知られざる2011 No.4/8、《納墓》だ。このプロモほど謎に満ちたカードも少ない。一説には配布後すぐに回収された、なんだかんだあって公式には配布されるに至らなかった、などの情報があるが、真実は不明だ。しかし、たった5枚、5枚のカードが「流出」した。これを手に入れたコレクターが画像をネットにUPし、世界中のコレクターが騒然とした。そこには4枚の「プレイセット」と1枚のカードがあり、その1枚は最終的に他者の手に渡ったらしい。一体どこの誰が持っているのだろう?意外と、FNMであなたの向かいに座っているプレイヤーだったりするのかもしれない。都市伝説の領域ではあるが、こういう逸話があるからMTGは辞められない。

  最終的に、このカードは2014年、今年からジャッジ褒賞として正式に配布されることになった。そのあたりの経緯も、気になってしまうよね…


 まだまだ知らないカード があることに驚かれた方も少なくないだろう。またこういったエピソードが紹介できれば良いなと思いつつ、謎を残したまま今週はオシマイ。

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