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プロモアーカイブ 第27回 計略カードのプロモ  
 

 皆さん、「Archenemy」というセットはご存知だろうか。多人数戦を想定した構築済みデッキと、独自ルールで用いられる大判の「計略(Scheme)」カードのセットが4種類発売された。このセットは一人で複数人のプレイヤーをなぎ倒す「魔王戦」というパーティーゲームを遊ぶために作られたものであり、魔王側は毎ターン、この計略カードを用いてマジックの常識では考えられないビッグアクションを行ってくる。3人以上のパーティーを組んだプレイヤーは、これに立ち向かい・耐え凌ぎ・見事うち破って見せよという、マジックがカードゲームという枠を飛び越えようとする新たな試みの一つである。
これに用いられる計略カードにも、しっかりとプロモ版が存在する。今日はそれらのカードを紹介して行きたい。



2010/06/18
Plots That Span Centuries/数世紀に渡る陰謀



 日本語版が存在しない計略カードではあるが、なんと公式訳はしっかりと存在する。もし日本語でカードを使用したいなら、「Archenemy  mtg 日本語」などでググってみよう!mtgを入れ忘れると、某バンドがヒットするので気を付けて欲しい。
この計略カードは、「Archenemy」発売記念イベントにて参加者に配布されたもの。ただでさえ必殺性の高い計略カードを、次のターンに3枚もまとめて使えるという非常にフェイタリティな1枚だ。



2010/06
Perhaps You've Met My Cohort/我が仲間は紹介済みかと



 「Archenemy」ゲートウェイプロモとして、各WPN店舗に配布されたカード。効果は強力無比極まりない「あなたのライブラリーからプレインズウォーカーを1枚探しそれを戦場に出す」というもの。1ターン目に《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》が着地とか、勝てる気がしねぇ~



2011
Your Inescapable Doom



 こちらのカードには公式訳はついていない。あえてつけるならば「避けられぬ惨たらしき貴様の運命」といったところか。2011年に、おそらくはゲートウェイと同様に店舗のイベント用に配布されたカード。効果は「持続計略(持続計略は破棄されるまで表向きのまま残る。)あなたの終了ステップの開始時に、この計略の上に破滅(doom)カウンターを1個置き、その後この計略は、あなたの対戦相手の中で最もライフ総量の大きいプレイヤーに、この計略の上に置かれているdoomカウンターの数に等しい点数のダメージを与える。ライフ総量の最も大きいプレイヤーが2人以上いる場合、あなたはそのうち1人を選ぶ。」というもの。



Drench the Soil in Their Blood



 こちらも訳するならば「やつらの血で大地を朱に染めよ」といったところ。この計略の効果は、所謂《連続突撃》だ。クリーチャーに警戒を与え、追加の戦闘フェイズとメインフェイズをもたらす。場が出来上がったタイミングで捲れれば必殺の効果を発揮するだろう。



Imprison This Insolent Wretch


 こちらは「ミラディン包囲戦」のゲートウェイプロモの1つである。訳すると「この横柄で哀れな輩を収監せよ」うーむ、和訳とは難しいものだ。効果は「持続計略(持続計略は破棄されるまで表向きのまま残る。)あなたがこの計略を実行中にしたとき、対戦相手1人を選ぶ。選ばれたプレイヤーがコントロールするパーマネントはそのプレイヤーのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。選ばれたプレイヤーが攻撃されたか呪文や能力の対象になったとき、この計略を破棄する。」一人選んでお前だけ《停滞》!えげつないカードである。

 今回は「我が仲間は紹介済みかと」自体はそこそこ有名だが、それ以外のカードはイラスト自体初めて見るという人の方が多いであろう、珍しいプロモを紹介した。是非コレクションに加えて、年末に皆で集まって年越しマジックなんかをする際に実際に遊んでみて欲しい。今週はここまで、また来週お会いしましょう。

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