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プロモアーカイブ 第16回 PT・GPプロモ 
 
1. PTプロモ

今週は2本立て、まずはプロツアー(以下PT)で配布されたプロモを紹介しよう。



2006-2007
永遠のドラゴン



 初めてPTプロモというものが配られたのは2006年。我らが日本人が3人トップ8に残るという快挙を成し遂げた、PT神戸が行われた年でもある。勿論、このPTでも《永遠のドラゴン》は配布された。本戦参加権利がなくても、サイドイベントに参加すればこのクールなドラゴンを手に入れることが出来た。また、続く2007年は、PT会場に来たプレイヤーなら誰でもDCIナンバーを提示するだけでこのプロモを貰うことが出来た。イラストは新規のもので、永遠に続く命の象徴である、己の尾を食べる蛇:ウロボロスからインスピレーションを受けたような構図となっている。また、このプロモには全て「play」と言う文字の下に謎の黄色いドットがついていることで知られている。




2008
ミラーリの目覚め



 続く2008年に配られたのは、初の新枠となる《ミラーリの目覚め》プロモ。新規イラストの、球体の中に煌めく自然と、その周囲に広がる瓦礫の山がドラマを感じさせる。




2009
復活させるもの、トリーヴァ



 2009年は、PT京都が行われた。多くのプレイヤーが足を運んだのではないだろうか。そこで配られたのが《復活させるもの、トリーヴァ》の新枠・新規イラストのプロモだ。元のイラストと大きく異なるデザインになった太古のドラゴンサイクルの1枚、From the Vault:Dragonsでリース、GRAVEBORNでクローシスも新デザインになっていたことから察するに、最終的には5匹全てが新しい姿で揃い踏みする可能性も…



2010
悲哀の化身



 2010年のプロモは《悲哀の化身》。製品版のイラストも手掛けたrk postによる新規描き下ろしイラストで初の新枠化である。写実的な元のイラストと比べて、アメコミ色が強くなったタッチとなっている。イラストレーターの作風の変化をこうして見ることが出来るのもプロモの良さの1つだ。




黄金のたてがみのアジャニ


 2011年を最後に、PTはクローズドイベントへと姿を変えることとなった。一見、我々プレイヤーにとってはお祭りが1つ減ってしまって悲しいようにも思えるが、代わりにGPの開催数が増えたため遊び場が失われた訳ではないので安心したプレイヤーも多かったことだろう。

 さて、最後のプロモとなったのは、新規イラストとなったアジャニ。強力なカードでもあり、人気キャラクターでもある。これぞ貰ってお得なプロモの代名詞!「アラーラの断片」プレリプロモといい、アジャニはプロモに縁があるようだ。ちなみにPT名古屋が開かれた日本では、しっかりと日本語版のアジャニが配布された。これは嬉しいサプライズだった。





2.GPプロモ
ここからはグランプリ(以下GP)本戦およびサイドイベントに参加したプレイヤーに配られたプロモを紹介しよう。


2007
魂売り



 GPでプロモが配られだしたのは今から6年前。この年、国内で開かれたGPは北九州と京都。現在のトッププレイヤー達が躍進した年でもある。この新枠・新イラストの《魂売り》のプロモが配布されることは、雑誌や宣伝広告でも大々的に取り上げられていた。




2008
獣群の呼び声



 往年の名カードが、よりアクティブなイラストのプロモになって帰ってきた。このプロモを国内で手に入れるチャンスはGP静岡、神戸、岡山。




2009
金属モックス



 《金属モックス》が参加賞として貰える、そんな素敵な年が2009年。特に神戸はエクステンデッドで開催されたため、参加賞を貰ってその場ですぐデッキの通常版と入れ替えるなんてこともできたのだ。




2010
梅澤の十手



 さらに前年度を上回る強力カード《梅澤の十手》が配られるという大盤振る舞いの年が2010年。レガシーで未だに愛用される1枚は、使用者の全身像を含む構図の新イラストがインパクト満点だ。




2011
大渦の脈動



 このシーズンに配布されたのは「ジャンド」の定番除去となっていたこのカード。どうもGPプロモというものはトーナメント最前線で実績を誇るカードに絞り込んだ、ありがたいプロモのようだ。このイラストは後に「モダンマスターズ」にて再度使用されることになる。




2012
ゴブリンの先達



 スタンダード、モダン、レガシーと戦場を選ばないナイスクリーチャーがプロモ化。この年から、GPプロモも前半と後半で別のものが配られることとなった。そのため、例年よりも入手できる大会が限られた1枚である。




水蓮のコブラ


 同じく「ゼンディカー」のナイスクリーチャー、Terese Nielsenによる美しいイラストに生まれ変わってプロモで登場。国内ではGP名古屋でしか手に入れるチャンスはなく、入手難易度は高めの1枚となっている。




2013
原始のタイタン



 この年の前半のプロモは「ヴァラクート」「ケッシグ」など様々なデッキを支えたキーカード。残念ながら「統率者戦」では禁止カードとなってしまったが、まだまだモダンで活躍中のカードだ。




全ては塵


 こちらもモダンの「トロン」系のデッキで現役バリバリの1枚。エルドラージ呪文は《引き裂かれし永劫、エムラクール》といい、このプロモといいエムラクール推しなようだ。このプロモの国内での入手方法は先日行われたGP北九州、そして11月に開催されるGP京都だ!というわけで、来週発売の「テーロス」で今からみっちり練習しておこう。



 今週はここまで!また来週、まだ見ぬプロモと共にお会いしましょう。

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